変数の宣言

ここでは、前項で述べた変数について少し詳しく説明します。

マクロの記録により作成された、変数宣言のコードは下記の通りでしたね。

Dim swApp As Object

Dim Part As Object
Dim boolstatus As Boolean
Dim longstatus As Long, longwarnings As Long
・・・・・
Dim vSkLines As Variant
・・・・・
Dim myFeature As Objec
・・・・・

変数の宣言は、Dim [変数名] as [型]と記述して行います。
変数名は、任意の名前で指定して構いません。(なんの変数かを分かりやすくする工夫は必要ですが)
型については、"何を扱う変数なのか"を指定し、予め決まっています。

Object …メソッド(機能)とプロパティ(属性)を持った一つのかたまり(クラスとも言う)を実体(インスタンス)化※したもの。
Boolean …True(真)/False(偽)を表す。関数の返り値を受け取る時などに使用される。
Long …長整数型。64bit分の整数(-2^63~2^63)を格納出来る。
Variant …どんな要素でも受け入れられる万能型。

上記のVariant型について、どんな要素でも受け入れられるので、全てこれでいいのでは?
と思うかも知れませんが、万能であるが故に使用するメモリサイズを大きめに設定しています。
簡単なマクロであれば大した影響ではありませんが、規模が大きくなるにつれて処理速度や消費メモリの観点で問題が出る可能性があります。
最初のうちに、適した型で宣言するクセをつけておきましょう。

実はそれ以外にも理由があるのですが、そこは追々説明することとします。

※・・・クラスが設計図でインスタンスが設計図から作られた部品と考えると分かりやすいかもしれません。